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NISSAN GT-Rは、4、5、6位入賞

2010年7月27日

– SUPER GT第5戦レースレポート –

7月25日 スポーツランドSUGO (宮城県)
SUPER GT第5戦の決勝レースが、7月25日(日)にスポーツランドSUGO(宮城県、一周3.704km)で行われ、前回優勝の「カルソニックIMPUL GT-R」(#12 松田次生/ロニー・クインタレッリ)が4位、出走13台中予選11位からスタートした「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)が5位に入賞。ポールポジションからスタートした「MOTUL AUTECH GT-R」(#23 本山哲/ブノワ・トレルイエ)はスタートから2位以下を大きく引き離し、74周目までレースをリードしたが電気系トラブルが発生し6位フィニッシュとなった。

公式予選からGT500クラスをリードし続けたのは、#23 GT-Rだった。トレルイエは、前日の予選スーバーラップで2位に0.4秒もの差をつけてポールポジションを獲得。決勝レース日の朝に行われたフリー走行でもトップタイムをマークしていた。午前中は気温が35度を超えていたものの、その後サーキット上空に雲が広がり、決勝レースのフォーメーション走行が始まった午後2時には32度に下がっていた。

レースがスタートすると、トップを走る#23 GT-Rのトレルイエは、ハイペースで後続を引き離しにかかり、1周目にコントロールラインを通過したときには既に2位に3秒差をつけていた。その後、周回を重ねるたびにその差を広げていき、30秒を超える大きなマージンを作って50周目にピットインし、本山にドライバー交代した。競り合いでコースアウトしたり、バックマーカーと接触するなどアクシデントが少なくないこのコースで、#23 GT-Rはアクシデントフリーの単独走行を守り、途中パラパラと降り出した雨にも惑わされることもなかった。残り31周を無理せずに安定したラップタイムで走行すれば、優勝の確率は高いと思われた。しかし、レースが90%を消化した後の74周目に、突然本山がドライブする#23 GT-Rはコース上にストップ。再始動するまでにタイムをロスしてしまう。本山によると、「エンジンのメイン電源が突然落ちた。しばらくしてからスイッチを入れ直すと電源が入り、再スタートした」とのこと。チームは原因究明を進めている。

前回優勝のためGT-R勢では最大のハンディウェイト(66kg)を積む#12 GT-Rは、6番グリッドから松田がレースをスタート。序盤に他車のアクシデントのため4位に上がり、その後3位、2位へとポジションを上げた。45周目にピットインし、クインタレッリに交代したあとは、5位でレースに復帰。終盤には#23 GT-Rのトラブルによって4位にあがり、そのままフィニッシュした。ドライバーズランキングは3位にあがり、チャンピオン獲得に向けて手応えを感じた星野一義監督は、ドライバー達の手を握りしめねぎらいの言葉をかけていた。

「HIS ADVAN KONDO GT-R」(#24 ジョアオ・パオロ・デ・オリベイラ/安田裕信)は、予選順位は11位だったがレース中のマシンは快調で、オープニングラップに2台をパス。その後3周目には7位に浮上。スタートドライバーのオリベイラは、一時後続に抜かれる場面もあったが、レース折り返し時点には5位を走行していた。6位でレースに戻った後半担当の安田もミスのない確実なドライビングで周回。最終的には5位にポジションをあげてゴールした。

■#12 GT-Rドライバー、松田次生のコメント
「4位の結果には少し悔しさは残るけど、チャンピオンシップを考えれば良かったと思います。ロニーも良い仕事をしてくれました。シリーズ後半戦は、チャンピオン目指してがんばりたいと思います。まずは、次の鈴鹿700kmでポイントをたくさん取りたいですね。」

■#12 GT-Rドライバー、ロニー・クインタレッリのコメント
「重いクルマで4位入賞できたし、ランキング3位に上がれたのでハッピーです。鈴鹿ではふたり力をあわせてポイントを取り、残り2レースで勝負をかけたいです。昨日も今日も暑い中、たくさんのファンの皆さんに応援していただき、ありがとうございました。次の鈴鹿も是非パワーを送ってください」

ソース:NISSAN

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FIA GT1: 第4戦ポールリカール #23 GT-Rが予選レース3位!

2010年7月04日

FIA GT1世界選手権第4戦は7月3日、フランスのポールリカール・サーキットで予選レースが行われ、ジェイミー・キャンベル・ウォルターとウォレン・ヒューズ(共に英国)がポディウムフィニッシュを決めた。この日、5番手からレースをスタートしたSumo Power GTの#22 NISSAN GT-Rは素晴らしい走りを見せ、両ドライバー共がそれぞれのスティントでベストラップをマークしてみせた。Sumo Power GTのチームメイト、ミハエル・クルム(ドイツ)とピーター・ダンブレック(英国)は3番手からスタートしたが、9位フィニッシュとなった。#23 NISSAN GT-Rは、明日のチャンピオンシップレースで奮起を誓う。

Swiss Racing Teamの2台のNISSAN GT-Rは事前テストの成果があり、セットアッブの改良を図ったが、予選で良い位置を得られなかったため、予選レースは苦しい戦いとなった。マックス・ニルソン(スウェーデン)とヘンリ・モサー(スイス)はそれぞれ16番手、21番手からスタートし、#4 NISSAN GT-Rの荒聖治(日本)とマックス・ニルソンはそれでも12位でフィニッシュ。#3 NISSAN GT-Rのカール・ヴェンドリンガー(オーストリア)とヘンリ・モサーは、パンクと接触によるストップアンドゴーペナルティを受けて21位だった。

#22 NISSAN GT-Rのスタートを担当し、まずアタックを見せたのはキャンベル・ウォルターだった。キャンベル・ウォルターは5位を維持しながら、4位に後退したチームメイトのピーター・ダンブレックの後ろについた。

「2周目でピーター(・ダンブレック)に追い抜きをかけました」とキャンベル・ウォルター。「抜いてみると、先頭集団とはかなり差がついていました。何とか追いついて、そこからはタイヤの力を存分に活かしました。本当に素晴らしいマシンなので、今日はSumo Power GTとNISMOのお手柄です。3位を獲得できて本当にうれしい。明日のスタートに向けて、上々のポジションです」

次にステアリングを握ったウォレン・ヒューズは、チームメイト同様、早々にベストラップを叩き出した。ヒューズのスティントでのハイライトは、チェッカーフラッグまで数分というところで3位を走っていたコルベットをかわした瞬間だった。

「今日はマシンの調子がとてもよかったのです」とヒューズ。「タイヤを維持するのに懸命でしたが、マシンがすごく安定していたのでうまく行きました。ストレートに入る度に、前方にいるマシンが射程圏内に見えてきたので、アタックできる状態だったことが後押しになりました」

#23 Sumo Power GTのNISSAN GT-Rは午前の予選走行で強さを発揮し、予選レースを3位からスタート。チームは明日のチャンピオンシップレースのために状態のいいタイヤを2セット選び出していたため、やや距離を走ったタイヤでスタートしたピーター・ダンブレックはアンダーステアと格闘することとなった。

クルムは、「(タイヤを4セットしか使えないので)フリー走行で使ったタイヤでピーターがスタートする作戦を取りました。でも、予想よりも早くグリップを使い果たしてしまいました。僕のスティントはそれほど古いタイヤではなかったのですが、クルマのバランスがベストではなく、アンダーステアが出てしまい、ペースを上げることができませんでした。何らかのダメージが考えられるので、よくチェックしてもらって、明日に備えます。決勝レース用にいいタイヤを残してあるので、速いクルマに仕上げて全力でがんばります」とコメントした。

Swiss Racing Team の#4 NISSAN GT-Rのスタートを担ったマックス・ニルソンは、荒聖治に交代するまでに14位まで浮上。その後、荒は12位でチェッカーを受けた。

荒は、「ノックアウト予選よりクルマはよくなったので、予選レースではがんばってプッシュしたのですが、あと一歩のところでした。もう少しレベルを上げられるとよかったです・・。ラップタイムは悪くはないのですが、トップを行くマシンはもっと速いので、そのタイムについていけるよう、これからエンジニアと打ち合わせをします。GT1レースは、上のほうの順位で走れたらもっと楽しいレースだと思います。明日の決勝レースでは、少しでもポイントが取れるよう、いいレースをしたいですね」と語った。

Swiss Racing Teamの#3 NISSAN GT-Rのヘンリ・モサーはいい滑り出しを見せて、自分のスティント中に21位から17位まで浮上。ピットストップではスムーズにカール・ヴェンドリンガーと交代したが、その後トラブルに見舞われた。ターンイン時にランボルギーニに接触してパンク。さらに、このアクシデントによってストップアンドゴーのペナルティを受けることとなった。

ポールリカールのチャンピオンシップレースは、7月4日14時15分(現地時間)にスタートを迎える。

ソース:NISMO

Qualifying Race
Pos Car Class Drivers Car Time Laps Gap Avg
speed
1 1 GT1 Bertolini / Bartels Maserati MC12 1:00:31.919 28 0
2 24 GT1 Kox / Haase Lamborghini Murcielago 670 R-S 1:00:37.488 28 5.569
3 22 GT1 Hughes / Campbell-Walter Nissan GT – R 1:00:39.717 28 7.798
4 11 GT1 Hezemans / Maassen Corvette Z06 1:00:42.558 28 10.639
5 2 GT1 Bernoldi / Ramos Maserati MC12 1:00:44.740 28 12.821
6 13 GT1 Piccini / Hennerici Corvette Z06 1:00:48.446 28 16.527
7 5 GT1 Grosjean / Mutsch Ford GT Matech 1:01:03.040 28 31.121
8 33 GT1 Heger / Margaritis Maserati MC12 1:01:07.362 28 35.443
9 23 GT1 Krumm / Dumbreck Nissan GT – R 1:01:09.155 28 37.236
10 7 GT1 Turner / Enge Aston Martin DB9 1:01:17.762 28 45.843
11 9 GT1 Makowiecki / Accary Aston Martin DB9 1:01:18.860 28 46.941
12 4 GT1 Ara / Nilsson Nissan GT – R 1:01:22.281 28 50.362
13 25 GT1 Zonta / Daniel Lamborghini Murcielago 670 R-S 1:01:31.074 28 59.155
14 34 GT1 Bobbi / Longin Maserati MC12 1:01:34.949 28 1:03.030
15 38 GT1 Schwager / Pastorelli Lamborghini Murcielago 670 R-S 1:01:44.216 28 1:12.297
16 37 GT1 Bouchut / Basseng Lamborghini Murcielago 670 R-S 1:01:45.072 28 1:13.153
17 10 GT1 Hirschi / Piccione Aston Martin DB9 1:01:52.480 28 1:20.561
18 6 GT1 Panis / Gachnang Ford GT Matech 1:02:15.866 28 1:43.947
19 12 GT1 Gavin / Kuismanen Corvette Z06 1:02:24.165 28 1:52.246
20 40 GT1 Leinders / Martin Ford GT 1:02:50.862 28 2:18.943
21 3 GT1 Wendlinger / Moser Nissan GT – R 1:01:16.978 27 45.059
22 41 GT1 Palttala / Kuppens Ford GT 1:02:02.591 27 1:30.672
23 8 GT1 Nygaard / Mu”cke Aston Martin DB9 11:15.093 5 49:16.826
Session Notes
Weather sunny
Track conditions dry
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FIA GT1:第4戦ポールリカール予備予選、GT-R勢は4,9,15,16位

2010年7月03日


フランスのポールリカールで FIA GT1 世界選手権第4戦が開幕しました。
昨日行われた予備予選では、ランボルギーニ・ムルシエラゴ670R-Sがトップのタイム。2番手のタイムもムルシエラゴでした。
GT-R勢はクルム/ダンブレック組が4番手、荒/ニルソン組が9番手のほか、15,16番手のタイムという結果でした。

Pre-Qualifying
Pos Car Class Drivers Car Time Laps Gap Avg speed
1 25 GT1 Zonta / Daniel Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:04.922 13 0
2 24 GT1 Kox / Haase Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:05.077 23 0.155
3 1 GT1 Bertolini / Bartels Maserati MC12 2:05.157 7 0.235
4 23 GT1 Krumm / Dumbreck Nissan GT – R 2:05.236 18 0.314
5 11 GT1 Hezemans / Maassen Corvette Z06 2:05.562 9 0.64
6 13 GT1 Piccini / Hennerici Corvette Z06 2:05.762 11 0.84
7 5 GT1 Grosjean / Mutsch Ford GT Matech 2:05.869 23 0.947
8 33 GT1 Margaritis / Heger Maserati MC12 2:05.993 8 1.071
9 4 GT1 Ara / Nilsson Nissan GT – R 2:06.047 22 1.125
10 10 GT1 Hirschi / Piccione Aston Martin DB9 2:06.094 15 1.172
11 2 GT1 Bernoldi / Ramos Maserati MC12 2:06.151 10 1.229
12 38 GT1 Schwager / Pastorelli Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:06.196 19 1.274
13 12 GT1 Gavin / Kuismanen Corvette Z06 2:06.700 11 1.778
14 34 GT1 Bobbi / Longin Maserati MC12 2:06.763 8 1.841
15 22 GT1 Hughes / Campbell-Walter Nissan GT – R 2:06.816 22 1.894
16 3 GT1 Wendlinger / Moser Nissan GT – R 2:06.997 19 2.075
17 7 GT1 Turner / Enge Aston Martin DB9 2:06.999 9 2.077
18 8 GT1 Nygaard / Mu”cke Aston Martin DB9 2:07.228 9 2.306
19 37 GT1 Bouchut / Basseng Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:07.341 16 2.419
20 9 GT1 Accary / Makowiecki Aston Martin DB9 2:07.575 14 2.653
21 40 GT1 Leinders / Martin Ford GT 2:07.588 15 2.666
22 6 GT1 Panis / Gachnang Ford GT Matech 2:08.408 23 3.486
23 41 GT1 Kuppens / Palttala Ford GT 2:09.777 16 4.855
Session Notes
Weather sunny
Track conditions dry
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スーパー耐久: NISMO GT-R RC が富士スピードウェイでデビュー!

2010年6月26日

GT-Rがスーパー耐久に帰ってきました。今回だけのスポット参戦ということですが、ニスモは富士スピードウェイで GT-R RC をデビューさせました。この GT-R RC はスーパー耐久レースのST-1クラスに出場します。
昨日のプラクティスと今日の予選ではダントツの速さを見せつけているようです。

GT-R RC はかつてNISMOが販売したフェアレディZ NISMO 380RS-C と同様、モータースポーツを楽しむカスタマー向けの商品として近い将来に発売を予定されています。そのため、NISMOは今回のレースでこの GT-R RC の強さと商品力を示さなくてはなりません。ドライバーは影山正美選手、田中哲也選手、星野一樹選手の3名で、磐石の態勢で臨んでいます。

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NISMOがS耐テスト参戦車両 R35 GT-R のスペックを発表。

2010年6月19日

ニスモは、6月26日(土)~27日(日)に富士スピードウェイで開催されるスーパー耐久シリーズ2010第4 戦スーパーTECにR35型NISSAN GT-Rでテスト参戦することを先日発表しましたが、テスト参戦とは言え初めてスーパー耐久シリーズST-1クラスに姿を現すNISSAN GT-Rがどのようなレースを見せるのか、非常に高い注目を浴びています。
生産車に近いカテゴリーでNISSAN GT-Rによるレース活動を希望するカスタマーの要望に応えるため、行ってきた開発もいよいよ最終局面を迎えています。目標通りの車両性能が実戦の場で発揮できるよう、チームは入念な準備を進めています。

車両主要諸元表(スーパー耐久シリーズ2010第4戦スーパーTEC ST-1クラス仕様)

  全長   4,650 mm
  全幅   1,895 mm
  ホイールベース   2,780 mm
  トレッド(前)   1,640 mm
  トレッド(後)   1,640 mm
  車両重量   1,480 kg以上
  エンジン型式   VR38DETT
  排気量   3,799 cc
  最大出力   485ps以上/6,400rpm
  最大トルク   60kgm以上/3,200-5,200rpm
  トランスミッション型式   GR6型デュアルクラッチトランスミッション
  ブレーキ(前)   ベンチレーティッドディスク(6ポットモノブロック対向)
  ブレーキ(後)   ベンチレーティッドディスク(4ポットモノブロック対向)
  サスペンション(前)   ダブルウィッシュボーン式
  サスペンション(後)   マルチリンク
  駆動方式   4輪駆動
  ホイール(前)   R20 x 10.5JJ
  ホイール(後)   R20 x 10.5JJ
  タイヤ(前)   290/710 R20
  タイヤ(後)   290/710 R20

熊谷太郎監督
「お客様に提供する車にフィードバックができるように、完走して実戦の中で出来るだけ多くのデータを取得したいと考えています。また、BMWやポルシェは素晴らしい車両だし、チームのレベルも非常に高いので、実際に戦ってみないと分かりませんが、彼らと良い戦いが出来るように最大限努力したいと思っています」

ドライバー 影山正美
「日産が誇るNISSAN GT-RのS耐車両をデビュー戦でドライブ出来る事を嬉しく思っています。開発ドライバーも担当させてもらい、思い入れもありますし是非良い結果を残したいと思います。来週末は是非サーキットで応援して下さい」

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FIA GT1 ブルーノ戦:クルム/ダンブレック組が3位ポディウム!

2010年5月24日

5月23日 ブルーノサーキット(チェコ共和国)

FIA GT1世界選手権第3戦は、5月23日にチェコ共和国・ブルーノサーキットでチャンピオンシップレースが行われ、Sumo Power GTのミハエル・クルム(ドイツ)/ピーター・ダンブレック(英国)組のNISSAN GT-Rが3位に入賞。前回の英国シルバーストン戦に続いて2レース連続でポディウムフィニッシュとなった。

1時間の決勝レースは、混乱のスタートで始まった。ポールシッターのマセラティは全開でスタートラインを越えたが、2番手スタートのアストンマーチンは急失速。その間にミハエル・クルムの#23 NISSAN GT-Rが、第1コーナーで2位に浮上した。数周後、マセラティにはスタートが早過ぎたとしてストップ・ゴーのペナルティが科され、クルムは首位に躍り出ることとなった。

しかしその後、コースにはセーフティカー(SC)が入り、ピット作業が勝負を分けることとなった。このSCは、グラベルベッドにスタックした車両をコースに戻すために入ったもの。規定のピットインの時間帯になってもSCがコースに残っていたため、各車はペースダウンし6台を除いた全車が隊列を組んだまま同時にピットに入り、ピットレーンは一時大渋滞となってしまった。この混乱でクルムからダンブレックに替わった#23GT-Rは、ピットアウトする際に前後の車に挟まれてしまい、車を押し戻すことになりタイムロスし、コースに戻った時には3位にポジションを落としていた。その後15周に渡って、先行するフォードGTとアストンマーチンとテールトゥノーズの争いを展開。ダンブレックは何度かアタックをかけたが、2台をかわすことはできず、3位のままチェッカーを受けた。

Swiss Racing TeamのNISSAN GT-R、カール・ヴェンドリンガー(オーストリア)/ヘンリ・モサー(スイス)組は堅実にトップ10でフィニッシュし、初のチャンピオンシップポイントを獲得した。チームメイトの荒聖治(日本)/マックス・ニルソン(スウェーデン)組が15位と続いた。 もう一台のSumo Power GT、ウォレン・ヒューズ(英国)/ジェイミー・キャンベル・ウォルター(英国)組は、ヒューズが21番手からスタートしたが、最初の周回で他車と接触して緊急ピットイン。17位で完走した。

2日連続で表彰台に上ったミハエル・クルムは、「スタートで2位に上がった時は、何が起きたのか良く分かりませんでしたが、そのあとは安定して走ることができました。#1マセラティにペナルティが課せられてトップに上がるなど僕たちには運があると思いました。ピーターと替わる前にさらに後続との間隔を広げるためプッシュしましたが、その後運悪くSCが出てしまい、多くの車が一斉にピットインし、各車のピットは大混乱していました。ピーターに代わってピットアウトする時に手間取り、順位を落としたのは残念ですが、予選レース、チャンピオンシップレースで表彰台を上がれて大変うれしいです」

Swiss Racing Teamの荒聖治は、「今回も実力を出し切れなくて残念なレース結果となりました。アブダビ、ブルーノと初めてのサーキットではセットアップの時間が限られており苦戦していますが、方向性は見えています。この次のポールリカール、スパ、ニュルはレースで走った経験がありコースも良く知っているので、最初からガンガン行きます。GT-Rのポテンシャルはわかっているので、攻めの姿勢を忘れずに上位を争えるよう頑張ります」

FIA GT1世界選手権の次戦は7月4日、南フランスのポールリカールで開催される。

決勝レース

Pos Car Drivers Car Time Gap
1 5 Grosjean / Mutsch Ford GT Matech 1:00:46.852 0.000
2 7 Enge / Turner Aston Martin DB9 1:00:47.569 0.710
3 23 Krumm / Dumbreck NISSAN GT-R 1:00:47.818 0.959
4 10 Hirschi / Piccione Aston Martin DB9 1:00:48.405 1.546
5 1 Bertolini / Bartels Maserati MC12 1:00:48.618 1.759
6 2 Bernoldi / Ramos Maserati MC12 1:00:55.909 9.050
7 38 Pastorelli / Schwager Lamborghini Murciélago R-SV 1:01:00.137 13.278
8 13 Rosina / Hennerici Corvette Z06 1:01:03.565 16.706
9 9 Makowiecki / Sarrazin Aston Martin DB9 1:01:07.726 20.867
10 3 Wendlinger / Moser NISSAN GT-R 1:01:09.514 22.655
15 4 Ara / Nilsson NISSAN GT-R 1:02:09.183 1:22.324
17 22 Hughes / Campbell-Walter NISSAN GT-R 1:01:00.391 1Lap
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FIA GT1ブルーノ戦、クルム/ダンブレック組GT-Rが予選レース3位!

2010年5月23日

2010年FIA GT1世界選手権ブルーノ戦(チェコ共和国)は、5月22日に予選レースが行われ、#23 NISSAN GT-Rのミハエル・クルム(ドイツ)/ピーター・ダンブレック(イギリス)組が3位でフィニッシュし、今季初ポイントを獲得した。Swiss Racing Teamの2台は、予選走行から順位を上げて12位、15位でフィニッシュ。しかし前戦シルバーストンで初優勝を飾った#22 NISSAN GT-Rのウォレン・ヒューズ(イギリス)/ジェイミー・キャンベル・ウォルター(イギリス)組は、終盤21位から9位まで順位を上げたものの、最終ラップでブレーキトラブルによりコースオフを喫した。

午前中に行われた予選走行では、Sumo Power GTの2台のNISSAN GT-Rは明暗を分けた。40kgのサクセスウェイトを積む#22のヒューズ/キャンベル・ウォルター組は、グリップ不足に悩まされ予選21位。一方、4 位に入る速さを見せた#23 NISSAN GT-Rのミハエル・クルムは予選レースの2列目グリッドを得て笑顔を見せた。Swiss Racing Teamの予選は前戦シルバーストン(英国)よりも良い内容となり、#3 NISSAN GT-Rのカール・ヴェンドリンガー(オーストリア)/ヘンリ・モサー(スイス)組が15位、#4 NISSAN GT-Rの荒聖治(日本)/マックス・ニルソン(スウェーデン)組が17位につけた。

夕方5時30分に予選レースのスタートシグナルの赤が消えると、ダンブレックは見事な反応で第1コーナーに入り、一気に2台を抜き去り4位から2位へ浮上。ダンブレックは自身のスティント中、終始アストンマーチンに後ろを付かれながらも2位を守り抜いた。アストンマーチンはNISSAN GT-Rよりも2周先にピットイン、#23はピットインを終了した時点で3位に順位を落としていた。

「いいスタートができたし、自分のスティント中はミスもしませんでした」とダンブレック。「唯一、アストンマーチンと違っていたのは、我々の方がピットインを2周先まで引っ張ったことと、エアジャッキの作業で小さなトラブルがあったこと。全車がピットストップを終えた時点で、順位が一つ落ちました。でも総合的にはいいレースができたし、チャンピオンシップポイントを獲得できたので、とてもうれしいです」。

クルムは、「このブルーノサーキットは1988年にフォーミュラフォードで走って以来ですけど、ドライバーにとってはとてもチャレンジングで面白いサーキットです。 ピットインした時にジャッキアップに手間取ったようだけど、ドライバー交代で忙しかったから全然気付きませんでした。コースに戻って、アストンマーチンを全力で追いかけましたが、すでに差が大きくて届きませんでした。マシンは調子が良く、今回のレースの目標であるポイント獲得が出来たので、今日は満足です。明日のチャンピオンシップレースではさらに多くのポイントが獲得できるように頑張ります」と語った。

依然としてセッティングの問題解決に苦戦しているSwiss Racing Teamだが、この日ブルーノではさらに前進が見られた。#4 GT-Rをドライブする荒は、「午前の予選のあと、マシンのセッティングを大きく変えて午後の予選レースに臨みました。クルマはだいぶ良くなったことが確認できたので、明日のチャンピオンシップレースはさらにプッシュしていきます。」と語った。

チャンピオンシップレースは、5月23日14時15分(現地時間)スタートする。

Qualifying Race

Pos Car Drivers Car Time Gap
1 1 Bertolini / Bartels Maserati MC12 1:00:09.205 0.000
2 7 Enge / Turner Aston Martin DB9 1:00:13.813 4.608
3 23 Krumm / Dumbreck Nissan GT-R 1:00:20.517 11.312
4 38 Pastorelli / Schwager Lamborghini Murciélago R-SV 1:00:28.857 19.652
5 11 Maassen / Hezemans Corvette Z06 1:00:34.960 25.755
6 5 Grosjean / Mutsch Ford GT Matech 1:00:35.577 26.372
7 2 Bernoldi / Ramos Maserati MC12 1:00:35.647 26.442
8 9 Makowiecki / Sarrazin Aston Martin DB9 1:00:36.593 27.388
9 10 Hirschi / Piccione Aston Martin DB9 1:00:47.768 38.563
10 34 Bobbi / Longin Maserati MC12 1:00:48.479 39.274
12 3 Wendlinger / Moser Nissan GT-R 1:00:55.769 46.564
15 4 Ara / Nilsson Nissan GT-R 1:01:07.365 58.160
21 22 Hughes / Campbell-Walter Nissan GT-R 58:48.443 1:20.762

ソース:NISMO

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FIA GT1 Rd2 シルバーストン:予備予選結果&画像

2010年5月01日

FIA GT1 世界選手権第2戦シルバーストンの予備予選が行われました。
プラクティスセッション同様、改装されたシルバーストンマセラティでMC12が最速です。この日の午前、ヴィタフォンレーシングチーム・マセラティのエンリケ・バーノルディがフリープラクティスセッションでファステストタイムを記録しましたが、午後に行われた予備予選ではマテオ・ボビがドライブするトリプルHチームヘガースポーツのマセラティMC12が2:01.135でトップタイムとなりました。2番手は13号車アレックス・マルガリティスでしたので、トリプルHヘガースポーツチームが予備予選では1-2でした。
3番手はピーター・コックスがドライブする24号車ロイター・ランボルギーニ・ムルシエラゴ670 R-SVでした。
GT-R勢は、23号車のクルム/ダンブレック組が7番手で最上位につけています。

Pre-Qualifying
Pos Car Class Drivers Car Time Laps Gap Avg
speed
1 34 GT1 Bobbi / Longin Maserati MC12 2:01.135 21 0 247
2 33 GT1 Margaritis / Heger Maserati MC12 2:01.502 27 0.367 246
3 24 GT1 Kox / Haase Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:01.571 26 0.436 250
4 40 GT1 Leinders / Martin Ford GT Matech 2:01.715 21 0.58 243
5 7 GT1 Turner / Enge Aston Martin DB9 2:01.737 21 0.602 252
6 9 GT1 Makowiecki / Accary Aston Martin DB9 2:01.863 25 0.728 256
7 23 GT1 Krumm / Dumbreck Nissan GT – R 2:01.890 25 0.755 250
8 37 GT1 Bouchut / Basseng Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:02.154 15 1.019 250
9 8 GT1 Mu”cke / Nygaard Aston Martin DB9 2:02.172 23 1.037 253
10 2 GT1 Bernoldi / Ramos Maserati MC12 2:02.203 18 1.068 247
11 1 GT1 Bertolini / Bartels Maserati MC12 2:02.286 28 1.151 247
12 10 GT1 Hirschi / Piccione Aston Martin DB9 2:02.329 21 1.194 254
13 12 GT1 Gavin / Kuismanen Corvette Z06 2:02.433 26 1.298 249
14 25 GT1 Menten / Kechele Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:02.696 27 1.561 251
15 4 GT1 Ara / Nilsson Nissan GT – R 2:02.913 20 1.778 250
16 13 GT1 Zuber / Hennerici Corvette Z06 2:02.953 19 1.818 248
17 14 GT1 Hezemans / Kumpen Corvette Z06 2:03.010 23 1.875 250
18 11 GT1 Maassen / Armindo Corvette Z06 2:03.026 25 1.891 248
19 22 GT1 Hughes / Campbell-Walter Nissan GT – R 2:03.146 19 2.011 248
20 5 GT1 Grosjean / Mutsch Ford GT Matech 2:03.151 16 2.016 244
21 41 GT1 Palttala / Kuppens Ford GT Matech 2:03.804 21 2.669 243
22 3 GT1 Wendlinger / Moser Nissan GT – R 2:04.175 24 3.04 247
Session Notes
Weather cloudy
Track conditions dry
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FIA GT 2010: スモウパワーGTチームが2台目のドライバーを発表

2010年3月23日

2010年FIA GT世界選手権の開幕が近づき、スモウパワーGTチームはドライバーを発表しました。2月に発表されたマイケル・クルムとピーター・ダンブレックに加え、ウォーレン・ヒューズとジェイミー・キャンベル・ウォルターが600hpを誇る R35 2010 GT1 レースカーのドライバーとしてアサインされました。

英国ノーフォークにあるスネッタートンサーキットで今週、二人のドライバーはテストを行い、今年のレースカーに好感触を持った模様です。

ウォーレン・ヒューはベテランGTレーサーで、過去9年間GTレースやツーリングカーレースに参戦しています。ル・マン24時間レースLMP2クラスでの優勝を始め、ルマン24時間レースには6回の出場経験があります。ウォーレンはGT-Rでの参戦をとても楽しみにしています。

「私が初めてFIA GT1 世界選手権の話を聞いたとき、参戦したい!とすぐに思いました。スモウパワーGTチームでのテストに招待されたとき、シートが獲得できることを心から望みました。そしてついにその機会がやってきたのです。」
- ウォーレン・ヒューズ(スモウパワーGTドライバー)

ジェイミーは13年間のレース経験があり、FIA GT選手権、ブリティッシュGT選手権、ルマン24時間レース(5回)に出場しているドライバーです。

「今シーズン、スモウパワーGTをドライブすることをとてもうれしく思っています。新しい選手権に参戦できること、生まれたばかりの新しいチームに関われることは本当にすばらしいです。さまざまな国のさまざまなサーキットを転戦するGT選手権にカムバックできることも楽しみです。」
- ジェイミー・キャンベル・ウォルター(スモウパワーGTドライバー)

第1戦アブダビの前に、来週英国シルバーストーンサーキットで最後のテストセッションがあります。

Link: Sumo Power GT Website
Link: FIA GT World Championships Website
Source: Planet LeMans

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FIA GT 2010: パリで開幕イベント — Swiss Racing Team がカラーリング披露

2010年3月02日

月曜日にパリのコンコルド広場にあるフランスオートモーティブクラブ(the Automobile Club de France)で催された、2010 FIA GTシーズンスタートセレモニーにて、Swiss Racing Team が 2010年仕様のFIA GT1クラス日産GT-Rを公開しました。

今までのプレシーズンテストでは、スポンサーロゴなどが貼られていない真っ白な車両が見られていましたが、今回公開されたSwiss Racing TeamのGT-Rはホワイトとレッドを基調とした姿で、とても目を惹きますね。

GT-RでFIA GT1に参戦するもうひとつのチーム Sumo Power GT1 (イギリス)もテストを精力的にこなしています。最近のポールリカールサーキットでは、スポンサーロゴもついたホワイトのボディにカーボンむき出しの力強いイメージの車両で走っていました。

第1戦は4月17日のアブダビ。GT1world.com でライブ中継されるので、日本からも要チェックです!

リンク: スイスレーシング ウェブサイト
リンク: スモウパワーGT ウェブサイト
リンク: GT1World.com フォトギャラリー

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