FIA GT1 アブダビ:Matech Ford GTが優勝。GT-Rは3台が完走。

FIA GT1世界選手権の初めてのレースは、5号車 マテックコンペティション・フォードGTをドライブするトーマス・ムッチ/ロマン・グロージャン組が優勝しました。ムッチはレースの前半でヴィタフォンレーシングチーム・マセラティMC12をドライブするアンドレア・ベルトリーニと激しいバトルを繰り広げました。決勝レース当日が24歳の誕生日となったグロージャンは、予選レーストップだった13号車 フェニックスレーシング/カースポーツ・コルベットZ06をドライブするマーク・ヘネリッチに20秒以上の差をつけてチェッカーフラッグを受けました。マイク・ヘゼマンスがスターティンググリッドの一番後ろからスタートし、アンドレア・ピッチーニが表彰台3位まで上がってきたとことでコルベットチームにとって二重のセレブレーションとなりました。
トーマス・ムッチは、11位からポジションを7つ上げたアンドレアス・ツバーや2009年FIA GT選手権の王者アンドレア・ベルトリーニが迫ってくる中、ポールポジションからポジションを守らなくてはなりませんでした。レース中いくつか事故やスピンもありました。クリストファー・ニガードがドライブするヤングドライバーAMRアストンマーチン DB9はリタイヤ、4号車スイスレーシングチーム日産GT-Rもピットまで戻ってきたもののそのままリタイヤとなりました。
先頭ではムッチとベルトリーニがトップ争いをしていて、フォードGTがマセラティを抑えていました。ツバーのコルベットのプレッシャーの中、リカルド・ゾンタがドライブする25号車レイターランボルギーニがラップ3で3番手まで上がってきていました。
トップ争いは2台から3台に増え、その後5ラップでは3台がノーズ・トゥ・テールで競り合っている状況でした。
12ラップ目でピットがオープンとなり、ムッチがまず最初にピットイン。トマン・グロージャンに交代しました。ベルトリーニは次の周でピットインし、マイケル・バーテルズに交代しました。トップを走っていたコルベットは14ラップ目でピットイン、マーク・ヘネリッチにドライバー交代しピットアウトしましたが、5号車マテック・フォードGTのロマン・グロージャンが通過して行った後でした。
マイク・ヘイズマンスの14号車コルベットも着実に順位を上げ、アンドレア・ピッチーニに交代、2台めの黄色のコルベットは4位まで順位を上げ、1号車ヴィタフォンレーシングチーム・マセラティMC12に迫っていきました。ラップ23でピッチーニはマセラティに追いつき、ターン8のぶれーキングで3位に。グロージャンのフォードはヘネリッチのコルベットを徐々に離し、レースの終盤では20秒の差まで開きました。
グロージャンは自身の誕生日をFIA GT1世界選手権初優勝で祝いました。
日産GT-R勢は12、14、16位で3台が完走、荒聖治/ニルソン組のスイスレーシングGT-Rは惜しくもリタイヤでした。

NISMOプレスリリース
4月17日 ヤス・マリーナサーキット(アブダビ、UAE)
2010年FIA GT1世界選手権開幕戦は4月17日(土)、アブダビのヤス・マリーナサーキットで予選レースに続いてチャンピオンシップレースが行われ、Sumo Power GTのウォレン・ヒューズ(英国)/ジェイミー・キャンベル・ウォルター(英国)組のNISSAN GT-Rが12位完走。他に2台のGT-Rが完走した。
予選レース
決勝レースに先立って行われた予選レースは、この日16時(現地時間)にスタートした。NISSAN GT-R勢では、#23ピーター・ダンブレックが最上位の9位。その後に#4マックス・ニルソン、#3ヘンリ・モサー、#22ジェイミー・キャンベル・ウォルターが続いた。フォーメーションラップ中にパンクを喫した#23 GT-Rのダンブレックはただちにピットに戻り、左リアタイヤを交換。レーススタート直後第1コーナーで起きた複合接触でイエローフラッグとなり NISSAN GT-Rのセーフティ・カーが初出動した。3周目の終わりにセーフティ・カーが抜けると、ようやくレースが再開。4台のNISSAN GT-R勢は5周目までに、13位から16位にキャンベル・ウォルター、モサー、ニルソン、ダンブレックの順で陣営を組んだ。わずか数ラップ後にはこの並びのまま、11位から14位に順位を上げた。
規定のピットストップ時間になると、3号車と23号車が、NISSAN GT-R勢最初のピットイン。その後、他のGT-Rも続いた。ピットストップは順調に行われ、4台のNISSAN GT-Rがコースに戻った後も、順位は12位から15位を維持。その後、Swiss Racing Teamのカール・ヴェンドリンガーが#25ランボルギーニを抜いて、11位に浮上した。この順番はしばらく動かなかったが、その間、NISSAN GT-Rのうち3台がバトルを展開、観客を沸かせた。
チェッカーフラッグが振られた時点で、ヴェンドリンガーが9位とNISSAN GT-R勢最上位につけていた。クルムが11位、荒が12位、ヒューズは13位だった。
チャンピオンシップレース(決勝)
この日行われた決勝。4台のNISSAN GT-Rは順調なスタートを迎えたが、最初の周回で#3 GT-Rのカール・ヴェンドリンガーが他車との接触によりコースアウトし順位を8位に後退させた。さらに、#23 GT-Rのミハエル・クルムがスピンを喫し、タイヤ交換のためにピットイン。さらに荒聖治は、2周目に最悪の事態を迎えた。「最初のラップでは何台も抜きましたが、バックストレートの終わりで前にいた誰かがスピンしたのでアウト側に出た時に、他車にヒットされました。これでステアリングにダメージを受けてしまい、リタイアとなりました」と語る。レースが落ち着きを取り戻すと、残る3台のNISSAN GT-Rは、安定した走りを見せた。Swiss Racing Teamのヴェンドリンガーが8位、Sumo Power GTの2台はヒューズが15位、クルムが19位につけた。
13周目にピットインが始まると、ドライバーは#22キャンベル・ウォルター、#3モサー、 #23ダンブレックに交替。ピットアウトした時の順位は、ウォルターが12位、モサーが16位、ダンブレックが17位。この位置はチェッカーが振られるまでほとんど変わらなかった。モサーは14位、ダンブレックが 16位に浮上したが、NISSAN GT-Rの最上位は12位のままチェッカーを受けたSumo Power GTの#22ヒューズ/キャンベル・ウォルター組だった。
キャンベル・ウォルターは、「予選レースでは、オーバーステアでペースが上がらずに苦しみましたが、その後セッティング変更を行いました。これで安定性が格段によくなりました。ポイントを獲得できなかったことは本当に残念ですが、NISSAN GT-R勢最上位でフィニッシュできたことはよかった。新しくできたチームなのでメンバーにとってはいい結果だと思いますし、素晴らしく信頼性の高いマシンを作り上げたニスモに感謝しています」
| Championship Race | |||||||
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| Pos | Car | Drivers | Car | Time | Laps | Gap | Avg speed |
| 1 | 5 | Mutsch / Grosjean | Ford GT Matech | 1:01:14.892 | 28 | 0 | 267 |
| 2 | 13 | Zuber / Hennerici | Corvette Z06 | 1:01:37.953 | 28 | 23.061 | 267 |
| 3 | 14 | Hezemans / Piccini | Corvette Z06 | 1:01:41.377 | 28 | 26.485 | 265 |
| 4 | 1 | Bertolini / Bartels | Maserati MC12 | 1:01:48.967 | 28 | 34.075 | 261 |
| 5 | 25 | Zonta / Daniel | Lamborghini Murcielago 670 R-S | 1:02:04.388 | 28 | 49.496 | 258 |
| 6 | 2 | Bernoldi / Ramos | Maserati MC12 | 1:02:07.951 | 28 | 53.059 | 264 |
| 7 | 34 | Bobbi / Longin | Maserati MC12 | 1:02:15.457 | 28 | 1:00.565 | 264 |
| 8 | 24 | Kox / Haase | Lamborghini Murcielago 670 R-S | 1:02:27.586 | 28 | 1:12.694 | 262 |
| 9 | 33 | Margaritis / Heger | Maserati MC12 | 1:02:39.365 | 28 | 1:24.473 | 266 |
| 10 | 11 | Maassen / M?ller | Corvette Z06 | 1:02:41.146 | 28 | 1:26.254 | 262 |
| 11 | 7 | Turner / Enge | Aston Martin DB9 | 1:02:41.740 | 28 | 1:26.848 | 264 |
| 12 | 22 | Hughes / Campbell-Walter | Nissan GT – R | 1:02:43.066 | 28 | 1:28.174 | 266 |
| 13 | 40 | Leinders / Martin | Ford GT Matech | 1:02:52.526 | 28 | 1:37.634 | 266 |
| 14 | 3 | Wendlinger / Moser | Nissan GT – R | 1:03:14.426 | 28 | 1:59.534 | 266 |
| 15 | 12 | Salo / Kuismanen | Corvette Z06 | 1:03:16.042 | 28 | 2:01.150 | 261 |
| 16 | 23 | Krumm / Dumbreck | Nissan GT – R | 1:01:55.644 | 27 | 40.752 | 266 |
| 17 | 37 | J?ger / Basseng | Lamborghini Murcielago 670 R-S | 58:41.320 | 24 | 2:33.572 | 252 |
| 18 | 10 | Piccione / Hirschi | Aston Martin DB9 | 50:14.798 | 22 | 11:00.094 | 264 |
| 19 | 9 | Makowiecki / Dumas | Aston Martin DB9 | 32:46.698 | 15 | 28:28.194 | 266 |
| 20 | 38 | Pastorelli / Schwager | Lamborghini Murcielago 670 R-S | 36:15.545 | 12 | 24:59.347 | 252 |
| 21 | 4 | Ara / Nilsson | Nissan GT – R | 2:51.027 | 1 | 58:23.865 | 244 |




































































