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FIA GT1: NISSAN GT-Rがシルバーストンで世界選手権初優勝!

2010年5月03日

決勝レースを3番手でフィニッシュした22号車 Sumo Power GTのジェイミー・キャンベル・ウォルター/ウォレン・ヒューズ組ですが、レース終了後の車検で、トップでゴールした7号車 ヤングドライバーAMRアストンマーチンDB9(ダレン・ターナー/トーマス・エンジ組)が技術規則違反のため失格、Hexis AMR Aston Martin of Thomas Accary and Frederic Makowieckiはドライブスルーペナルティを3ラップ以内に受けなかったため15秒のペナルティを課されたことにより、初優勝を飾りました。

FIA GT1世界選手権第2戦は、英国・シルバーストンサーキットで5月2日午後(現地時間)に決勝となるチャンピオンシップレースが行われ、Sumo Power GTのジェイミー・キャンベル・ウォルター/ウォレン・ヒューズ組が優勝。NISSAN GT-RにFIA GT1世界選手権レースでの初勝利をもたらした。

レースは、フィニッシュの後に一番の波乱が待っていた。キャンベル・ウォルターとヒューズは、28周の決勝のレースを3位でフィニッシュしていた。しかし、チェッカーフラッグが振られた後、トップでゴールしたアストンマーチンが、技術規則違反のため失格。2位のアストンマーチンには、ドライブスルー・ペナルティに入るまでに時間をかけ過ぎたことに対してタイムペナルティが与えられた。このため、キャンベル・ウォルターとヒューズにシルバーストン戦の勝者として、名誉ある「RACツーリストトロフィー」が贈られることとなった。このトロフィーには、スターリング・モス、タッツィオ・ヌボラーリ、グラハム・ヒルなどの名ドライバーに並んで、ジェイミー・キャンベル・ウォルターとウォレン・ヒューズの名が刻まれる。

決勝レースを5番手グリッドからスタートしたヒューズは抜群の滑り出しを見せ、ただちに4位まで浮上。しかし、8番手グリッドのミハエル・クルムは外側に押し出されてしまい、アクシデントを避けて9位に後退した。Swiss Racing TeamのNISSAN GT-Rもスタートで順位を落とし、荒聖治が14位、カール・ヴェンドリンガーが19位となった。 2周目が終了したところで、出火したコルベットをコースサイドから引き上げる間、セーフティカーがコースに入って全車がペースダウンした。その後10周目までは、ヒューズが4位を堅守し、クルムは8位に浮上。荒とヴェンドリンガーも好調に周回を重ねた。

ピットストップ時間に入る直前には、クルムがマセラティとのアタックを見せた。両車は好バトルを展開していたが、ここにコルベットが加わり混戦に。この絡み合いでクルムとコルベットは、コースアウトしてグラベルに突っ込んでしまった。クルムは、「レースが再開してから、マセラティといいバトルになった。コルベットが後ろにいたことは分かっていたが、僕はマセラティに集中していた。次に気づいた時はグラベルの中だった。マシンがとても速くなってきたところだったので、本当に残念」と語った。

予選まで厳しい展開に耐えていたSwiss Racing Teamだったが、チャンピオンシップレースではトップ10でのフィニッシュを果たした。ピットストップ直後、ヘンリ・モサーがこのコースの最高速ポイントでコースオフ。#3 Swiss Racing Nissan GT-Rは大きなダメージを負い、モサーは医療室へ運ばれた。「何が起こったのか、本当に分からない。ハンガーストレートの終わりで、他のクルマを抜こうとしていたら、突然スピンしてタイヤバリアの中へ入っていった。マシンが完璧だっただけに、とても悔しい。僕のスティントになってから集団の中にいたので、あのポイントまで混戦していた。とてもスムーズに走れていたので、ガッカリ」と、無傷だったモサーは話した。

Swiss Racing Teamチームディレクターのエリック・コルブは、「我々にとっては非常に厳しい週末となったが、それでも、セイジ(荒)とマックス(・ニルソン)のレースは、そう悪くはなかった。 マックスは集団の中でコースに合流し早々にプレッシャーを受けることになったが、すぐにリズムを築いていいラップタイムを出し始めた。この厳しい流れの中で、彼がトップ10でフィニッシュしてくれてとてもよかった」

そして、NISSAN GT-RにFIA GT1初勝利をもたらしたヒューズは、「3位でも喜んでいたけど、優勝とは信じられない。実は記者会見の時にトロフィーを見つめながら、ここに自分の名前が入ったらいいだろうなと考えていた。だから最高のリザルトだ。タイトル争いを考えても素晴らしい結果だから、この勝利を心から喜んでいる」と語り、「英国人ドライバーのひとりとしてツーリストトロフィーを勝ち取ったこと、日産にFIA GT1初勝利をもたらしたひとりになれたことは、この上なく光栄なこと」と、キャンベル・ウォルターも歓びはひとしおの様子であった。

注:チャンピオンシップレースのリザルトは、#7の抗議により確定待ちとなっている。

Championship Race
Pos Car Drivers Car Time Laps Gap Avg
speed
1 22 Hughes / Campbell-Walter Nissan GT – R 1:01:46.717 28 25.156 261
2 9 Makowiecki / Accary Aston Martin DB9 1:01:48.602 28 27.041 263
3 25 Menten / Kechele Lamborghini Murcielago 670 R-S 1:01:57.001 28 35.440 259
4 34 Bobbi / Longin Maserati MC12 1:01:57.592 28 36.031 258
5 8 Mu”cke / Nygaard Aston Martin DB9 1:01:57.768 28 36.207 265
6 33 Margaritis / Heger Maserati MC12 1:01:58.504 28 36.943 257
7 1 Bertolini / Bartels Maserati MC12 1:02:06.027 28 44.466 260
8 40 Leinders / Martin Ford GT Matech 1:02:09.130 28 47.569 257
9 4 Ara / Nilsson Nissan GT – R 1:02:14.425 28 52.864 263
10 41 Palttala / Kuppens Ford GT Matech 1:02:15.507 28 53.946 259
11 11 Maassen / Armindo Corvette Z06 1:02:22.224 28 1:00.663 259
12 38 Schwager / Pastorelli Lamborghini Murcielago 670 R-S 1:02:45.441 28 1:23.880 258
13 10 Hirschi / Piccione Aston Martin DB9 1:03:12.516 28 1:50.955 265
14 12 Gavin / Kuismanen Corvette Z06 1:01:27.667 25 6.106 260
15 2 Bernoldi / Ramos Maserati MC12 54:02.931 24 7:18.630 259
16 24 Kox / Haase Lamborghini Murcielago 670 R-S 37:22.884 16 23:58.677 263
17 3 Wendlinger / Moser Nissan GT – R 37:23.209 16 23:58.352 261
18 13 Zuber / Hennerici Corvette Z06 40:52.857 15 20:28.704 259
19 23 Krumm / Dumbreck Nissan GT – R 23:42.269 10 37:39.292 262
20 14 Hezemans / Kumpen Corvette Z06 4:18.465 2 57:03.096 257
21 37 Bouchut / Basseng Lamborghini Murcielago 670 R-S 2:38.419 1 58:43.142 0
Session Notes
Weather cloudy
Track conditions dry
Stewards Decisions 20, 21, 24
Notes Results Provisional – Car nr10 30 second penalty; car nr9 15 second penalty; car nr 7 excluded, have appealed decision.
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