FIA GT1世界選手権 第1戦ヤスマリーナ:マイケル・クルムのGT-Rが9位で予選レースへ。

FIA GT1世界選手権の最初のレースの予選は、ヤスマリーナサーキットの第8ターンで起きたアクシデントのために中止となりました。事故を起こしたのはナターシャ・ガハナングがドライブするマテックコンペティション・フォードGT。スイス人ドライバーが運転するフォードは、第8ターンを曲がれず直進しエスケープゾーンを超えセーフティバリアにヒットしました。セーフティクルーが駆けつけたときナターシャは意識がありました。

ナターシャは足を骨折しており、サーキットのメディカルセンターに運ばれFIAのメディカルスタッフや地元の医療チームの治療を受けました。その後精密検査を受けるためにヘリコプターでアブダビのシェイク・カリファ病院へ移送されました。FIAのメディカルチームはナターシャは意識もあり、生命には支障がないとレポートしています。

ターン8で撮影していたTVカメラマンもこの事故で怪我をしました。グリーンライトテレビジョンのカメラマン、ロブ・ハードマンは自分のカメラで顔面を強打し、鼻を骨折しているようです。サーキットのメディカルセンターで治療を受けたあと、救急車で病院に運ばれました。

レースディレクターは、とるべき安全措置に時間がかかることから予選セッションの終了を決断しました。明日の予選レースのスタートグリッドは、第1予選セッションでの結果を元に決まりました。
#13 フェニックスレーシング/カースポーツ・コルベットZ06をドライブしたアンドレアス・ツバーがアクシデント前の予選セッションで最速タイムを記録し、明日の予選レースではコ・ドライバーのマーク・ヘネリッチがポールポジションからスタートします。

予選セッションでは日産GT-Rは23号車のNISSAN GT-Rを駆るSumo Power GTのミハエル・クルムが9位、もう1台は19位、Swiss Racing Teamから参戦した2台のGT-Rは、4号車の荒聖治が13位、3号車のカール・ヴェンドリンガーが14位につけています。

NISMOプレスリリース

2010年FIA GT1世界選手権開幕戦は4月16日(金)、アブダビのヤス・マリーナサーキットで予選走行が行われ、23号車のNISSAN GT-Rを駆るSumo Power GTのミハエル・クルムが9位につけて、明日行われる決勝レースのグリッドを決めるための予選レースを迎える。

Swiss Racing Teamから参戦した2台のGT-Rは、4号車の荒聖治が13位、3号車のカール・ヴェンドリンガーが14位につけた。Sumo Power GT、2台目のGT-Rは、最後のアタックをかける前に予選セッションが短縮されたため、19位であった。

水曜日に行われた性能調整テストの結果、NISSAN GT-Rは4台全車に、他車を上回る30kgのウェイトが搭載された。今年から世界選手権となったシリーズの予選は3セッションからなるノックアウト方式であったが、昨晩行われた予選では、1回目のセッション終了2分前にMatech Ford GTが大きなアクシデントを起こしたために赤旗中断となった。このクラッシュによってコースのセーフティバリアが破損した為、この時点で予選が終了となった。

この結果、赤旗が出た時点での順位が、翌日行われる予選レースでのグリッド・ポジションとなった。

セッションが中断する前にアタックをかけたミハエル・クルムにとっては、ラッキーな展開となった。「Fordのドライバーが無事だと聞いて、安心しました」とクルム。「アクシデントが起きた場所はこのコースでも一番速度の高いポイントなので、ひどい事故なのではと心配でした。僕は中古タイヤで走り始めたのですが、アクシデントが起きた時は新品のタイヤに履き替えていたので、僕たちにとってはツキがありましたね。もっと上位に行けなかったことは残念ですが、明日のレースでポイントを狙える位置につけたと思います。全く新しいチームでスタートし、シーズン前のテストの回数も限られていたことを考えれば、この予選結果は上々の内容ではないでしょうか」

13位につけたSwiss Racing Teamの荒は「今日は新品タイヤを2セット使いました」と語った。「最初のセットでアタックをかけようとしたら、何周もクリアラップが取れなかったのでピットインして、2セット目に換えました。そしてもう1度、と挑戦したアタックであのタイムが出ました。この週末の間、マシンの状態はどんどんよくなっていて、上り調子です。残りの2セッションも走りたかったけれど、あのアクシデントでは仕方がないと思います。クラッシュしたドライバーが無事で、すぐに復帰できることを願っています」

2010年FIA GT1世界選手権開幕戦は、4月17日16時(現地時間)から予選レースが行われ、決勝レースに向けてのグリッドが争われる。決勝のチャンピオンシップ・レースは、その後、19時45分(同)にスタート。

Qualifying
Pos Car Class Drivers Car Time Laps Gap Avg
speed
1 13 GT1 Zuber / Hennerici Corvette Z06 02:06.780 7 0.000 158
2 9 GT1 Makowiecki / Dumas Aston Martin DB9 02:07.705 3 0.925 157
3 2 GT1 Bernoldi / Ramos Maserati MC12 02:07.763 4 0.058 156
4 11 GT1 Maassen / Mu”ller Corvette Z06 02:08.049 5 0.286 156
5 1 GT1 Bertolini / Bartels Maserati MC12 02:08.070 4 0.021 156
6 12 GT1 Salo / Kuismanen Corvette Z06 02:08.078 4 0.008 156
7 24 GT1 Kox / Haase Lamborghini Murcielago 670 R-S 02:08.090 7 0.012 156
8 7 GT1 Turner / Enge Aston Martin DB9 02:08.143 5 0.053 156
9 23 GT1 Krumm / Dumbreck Nissan GT – R 02:08.287 7 0.144 156
10 40 GT1 Leinders / Martin Ford GT Matech 02:08.322 8 0.035 156
11 5 GT1 Mutsch / Grosjean Ford GT Matech 02:08.463 6 0.141 156
12 33 GT1 Margaritis / Heger Maserati MC12 02:08.494 7 0.031 156
13 4 GT1 Ara / Nilsson Nissan GT – R 02:08.610 7 0.116 156
14 3 GT1 Wendlinger / Moser Nissan GT – R 02:08.652 7 0.042 155
15 41 GT1 Palttala / Kuppens Ford GT Matech 02:08.737 7 0.085 155
16 34 GT1 Bobbi / Longin Maserati MC12 02:08.787 6 0.050 155
17 37 GT1 Ja”ger / Basseng Lamborghini Murcielago 670 R-S 02:08.798 6 0.011 155
18 10 GT1 Piccione / Hirschi Aston Martin DB9 02:09.046 7 0.248 155
19 22 GT1 Hughes / Campbell-Walter Nissan GT – R 02:09.446 6 0.400 154
20 8 GT1 Nygaard / Mu”cke Aston Martin DB9 02:09.629 6 0.183 154
21 6 GT1 Gachnang / Allemann Ford GT Matech 02:09.964 6 0.335 154
22 25 GT1 Zonta / Daniel Lamborghini Murcielago 670 R-S 02:10.261 7 0.297 153
23 38 GT1 Pastorelli / Schwager Lamborghini Murcielago 670 R-S 02:10.628 8 0.367 153
24 14 GT1 Hezemans / Piccini Corvette Z06 02:16.352 3 5.724 147
Session Notes
Weather dark
Track conditions dry

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